トップページ各部署紹介 > 臨床検査部の業務内容

臨床検査部

臨床検査部の業務内容

当院臨床検査部の業務内容をご紹介します。

以下の検査機器により、当院透析患者さんの検査のみならず、関連施設の検体検査や出向による生理機能検査も行っています。

臨床検査部の所有機器

各種の血液・生化学検査
多項目自動血球分析装置(XT-2000i:シスメックス)
血球算定(白血球数・赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット・血小板数)、白血球分類(好中球・リンパ球・好酸球・好塩基球・単球)、網状赤血球数が1分で測定できます 。 多項目自動血球分析装置
全自動生化学自動分析装置(HITACHI-7180:日立ハイテクノロジーズ)
電解質・腎機能・肝機能・脂質検査、CRP、Fe、TIBC、BMG、グリコアルブミンなど34項目が測定できます。採血から15〜30分以内に結果が出ます 。 全自動生化学自動分析装置
血液ガス分析装置(RAPID Lab 348EX:シーメンス)
血液中のpH、pCO2、pO2、イオン化Ca、Htを1分で測定できます 。
血液の酸性・アルカリ性の程度(透析の過不足を調べ適正に保つ)、血液中の酸素濃度(心臓・肺機能の状態)などを調べます 。
透析液モードにより調製済み透析液の電解質測定、重炭酸濃度を知るのに有用です。
血液ガス分析装置
全自動電解質分析装置(EA07:エイアンドティ)
透析液・尿・血清のNa、K、Cl濃度を測定します。
特に、エイアンドティと共同で開発した透析モードにより、調製済み透析液、A液、B液の濃度が精確に測定でき、透析液濃度の微調整(テーラーメードな透析液処方)が可能です 。
全自動電解質分析装置
全自動電気化学発光免疫測定装置(cobas e411:ロシュ)
I-PTH(副甲状腺ホルモン)、フェリチン、B型肝炎ウイルスを約20分で測定します 。 全自動電気化学発光免疫測定装置
自動輸血検査装置(Ortho Bio Vue System:オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス)
輸血時における適合検査(クロスマッチ)をおこないます
輸血時の血液型適合以外に、輸血副作用を起こす可能性のある抗体(不規則性抗体)のチェックにより輸血副作用が極力起こらない適合血を供給します 。

 

各種の院内生理機能検査
12誘導心電計(FCP-8600:フクダ電子)
心拍数、不整脈の有無や種類、心筋の状態を調べます 。 自動輸血検査装置
24時間ホルター型心電計(FM160:フクダ電子)

日常生活中24時間(透析中も含む)の心電図波形をすべて記録し、安静時では現れにくい心拍数・不整脈・心筋状態の変化を調べます

超音波診断装置(prosoundα7:日立アロカ)

様々な部位の画像診断をおこない早期発見・早期治療に役立てます 。
当院では検査部位として、心臓・腹部・頸部(甲状腺・副甲状腺)・頸部血管(頸動脈・椎骨動脈)・シャント血管(バスキュラーアクセス)について実施しており、緊急時や定期的におこないます 。

超音波診断装置
血圧脈波検査装置(Form :コーリンメデイカル、現オムロン)

5〜10分で動脈硬化を調べます 。
上腕と足首、足指先の血圧を比較し(ABI・TBI)、血管内の音の伝わり方(PWV)を検査することで動脈硬化(血管の狭窄状態や血管の硬さ)の程度を調べます 。

血圧脈波検査装置